ハンス・セリエ&ラフカディオ・ハーン

学校の教科書に載っている人物。
そんな遠い存在としか思えない方々を、思いもかけないところで身近に感じた経験はありませんか。

先日、研修で東京に出かけた折のことです。
教科書で習ったお二人に出会いました。
一人はハンス・セリエ氏。
もう一人はラフカディオ・ハーン氏です。

ハンス・セリエ氏(1907~1982)はカナダの有名な生理学者です。
医療系の学校に通っていた時、生理学や心理学の教科書に出てきた人物です。
「ストレス」という言葉を初めて医学用語として使った方です。

1957年、ハンス・セリエ氏は、来日されて講演をされています。
その来日に尽力されたのが黒田保次郎氏です。
黒田氏は、はりやきゅうなどの原理が、セリエ博士のストレス学説と合い通ずるものがあるとの考え方を持っていました。

東京新宿区大久保にある「光線研究所」には、ハンス・セリエ氏の直筆が飾られてあります。
「ストレス」を日本語1文字で現したものです。
「病ダレに歪(ゆがむ)」という文字のようにみえます。
Hans Selye(ハンス・セリエ)の文字がはっきり分かります。

そんなセリエ氏にはストレスについての名言がたくさんあります。
「ストレスは『生活のスパイス』と考えなさい。」
「ストレスが私たちを殺すことはありません。それは、わたしたちのただの反応なのです。」
「ストレスというものが存在しなければ、人間は滅んでいただろう。」
「ストレスを避けてはいけません。それは食べ物や愛、運動を避けるようなものです。」
「すべてのストレスは、私たちに傷跡を残していきます。でもそれは同じようにストレスに襲われたときに、今度は私たちを守ってくれるのです。」
日々ストレスにさらされることの多い私たちには励まされる言葉です。

さて、もうひとりの教科書の人物、ラフカディオ・ハーン氏。
中学の国語や英語の教科書で習った人物です。
写真は「光線研究所」の門前、道ひとつ隔てた正面にある記念碑です。

葉で文字が隠れてしまっていますが「小泉八雲終焉(しゅうえん)の地」と書いてあります。
ラフカディオ・ハーン氏は日本に帰化して小泉八雲(こいずみやくも)となった方です。
彼については次回のブログでお伝えします。