春にオススメのかんきつ類

harumikann

◎3月はストレスの多い時期
ここ数日すっかり気温も上がって春らしくなってきました。
そして、3月31日の今日は令和5年度の年度末になります。明日からは新年度の始まりです。

学校の学期年度や会社の会計年度は4月~翌年の3月になっていますが、4月からの年度開始というのは1869年(明治2年)から始まったのだそうです。

この3月~4月にかけては卒業や入学、就職、引っ越しなど身の周りの環境の変化が多い時期でもあります。

それに加えて、暦の上では3月30日~4月4日は「雷乃発声(かみなりすなわちこれをはっす)」といわれて、春を告げる雷が遠くの空から鳴りだす季節で『春雷(しゅんらい』と呼ばれています。

kaminari

『春雷』は大気が不安定で、気圧の変化は自律神経にも影響を与えるといわれ不調になりやすい時期です。そのうえ環境の変化でストレスを抱えて、イライラや不安などで頭に熱がこもりがちです。

そんな不調の多いこの時期にオススメしたい果物があります。
それは春のかんきつ類です。

amanatu

◎春のかんきつ類がオススメ
この時期はスーパーなどのかんきつ類売り場には、デコポンやはっさく、甘夏などさわやかな香りを放つかんきつ類が出回っています。

冬には温州ミカンのような比較的に小さなミカンが出回ります。温州ミカンには体を温める作用があるといわれています。

冬にこたつに入って食べるミカンは格別です。
おいしいだけでなく乾燥させたミカンの皮は陳皮と呼ばれ漢方薬として、免疫力アップや風邪予防に使われています。冬のかんきつ類の代表ともいえます。

それに比べて春のかんきつ類は比較的大きなミカンが多いです。

dekoponn

小さなころの思い出です。
住んでいた家に大きな夏みかんの木がありました。
毎年この時期にたくさんの果実を実らせてくれていました。

大きくて固い皮をむくのは子供としては大変でしたが、実を取り出して何もつけずに食べるととても酸っぱいのに、そこに重曹をつけるとその酸っぱさが少し緩和されて食べやすくなったことがとても不思議でした。
後で知ったのですが、クエン酸を多く含む夏ミカンにアルカリの重曹をつけると中和されて酸っぱさが減少するのだそうです。

remon

さて、春のかんきつ類も大きな健康効果が期待できるようです。

イライラ感や不安感などストレスを軽減して、リラックス効果や疲労回復をもたらせてくれます。冬のかんきつ類とは反対に体の熱を取り払う働きがあるようです。

1年をとおして手に入るかんきつ類もあります。レモンです。
レモンは酸味が強く、ビタミンCも豊富です。昔は海外の物しか手に入らなかったのですが、今は国内産が手ごろな値段で手に入るようになりました。

今出回っている春のかんきつ類を上手に摂取して、新たな年度を元気に過ごしていきたいですね。

okyuuserekuto◎セルフケア教室情報
年度始まりの4月。セルフケア教室では4月28日(日)に『はじめてのお灸』を行います。

お灸をされたことのない方を対象に、お灸のやり方や体の触り方などをアドバイスしていきます。
詳細はこちらからご覧ください。