秋の味覚ナシの効果&信州安曇野田んぼアート
今日9月18日から22日までは七十二(しちじゅうにこう)候で「玄鳥去(つばめさる)」というのだそうです。
七十二候とは季節ごとの鳥や虫、植物、天候などの様子が七十二候の時候にになっていて、約5日ごとの自然の変化を知ることで、季節の移り変わりを感じることができるようになっていることをいいます。
「玄鳥去」というのは、越冬のため暖かい地域にツバメが旅立つ空を見て、昔の人は秋の気配を感じたからなのでしょう。
秋の空は、大陸から移動してくる高気圧で、空気中に水分が少ないため、乾燥にしやすい時期でもあります。
乾燥しやすいときは、特に肺や鼻に影響が出やすくなる時期です。
東洋医学では、この時期は潤いと関係の深い「陰」の気が減るとされています。
ですのでこの時期は、体に潤いを与えてくれる食材を積極的に取りたいものです。
特に旬であるナシはオススメです。
ナシの原産は中国、日本では弥生時代からすでに食べられていたといわれています。
ナシは8月~11月までいろいろな種類が出回っています。
7月~9月:幸水(こうすい)
9月~10月:二十世紀(にじゅっせいき)
9月 :豊水(ほうすい)
9月~11月:新高(にいたか)、南水(なんすい)、あきづき
10月~11月:新興(しんこう)
ナシは肺や呼吸器を潤してくれ、口の渇きや咳や痰を鎮める効果があります。
解熱作用があるので、夏バテで体が火照っているときや発熱があり、のどが渇くようなときに摂ると症状の改善が期待できます。
病気で食欲がないときはジュースにしても効果的です。
ナシの栄養や美容効果についても調べてみました。
・「ソルビトール」は血糖値の影響が少なく、低エネルギーの糖といわれています。
整腸作用があり町内の善玉菌が増え、美肌効果につながるといわれています。
・「アスパラギン酸」(アミノ酸の一種)は疲労回復に役立ちます。
・「カリウム」は利用作用で、体内の塩分を排出、むくみや高血圧予防に効果が期待できます。
・「ポリフェノール」は細胞の酸化を防ぐ「抗酸化作用」を発揮してくれます。
秋の味覚ナシで快適で健康的な秋を過ごされてください。
ただし、ナシは食べ過ぎると下痢の原因になるので注意してください。
さて、今年の7月22日のブログご紹介した「信州安曇野田んぼアート」も9月26日までです。
郷土の力士御嶽海関の気合の入った力強いの図柄が、7月、8月、9月と生育の進み具合で色が変化していきます。
時期によって表情を変える魅力的な田んぼアートをご紹介します。
★7月初旬の田んぼアート
★7月初旬の田んぼアート
★8月上旬の田んぼアート
★9月中旬の田んぼアート
時期によって御嶽海関の体つきや表情、波の色が変化がしていてとても奥が深いアートです。
田んぼアートは安曇野のスイス村の特設展望台(高さ6.6m)にて見ることができます。
さて10月1日にお灸教室を開催します。
前回お灸教室をさせていただいた松本市今井地区での第2弾です!
今回のテーマは『こころから始めるお灸講座 ~夏の疲れをとり、秋に備える~』です。