「立冬」の養生法におすすめのツボ灸

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◎「立冬」について
秋もしだいに深まり、ここ安曇野市でも11月上旬まで紅葉が見ごろです。
そして11月8日の今日は「立冬」ですね。

「立」は「始まる」という意味で、いよいよ寒い季節の到来を告げる重要な日とされています。

「立冬」は一日の寒暖差が最も大きくなる時期。
今年は温かな日が続き、今日の日中も温かで穏やかな一日でした。

しかし、天気予報では今週末には一気に気温が低下するとの予想です。

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◎「立冬」の時期の養生法
この「立冬」の時期の気温の変化は体調に大きく影響を及ぼします。

では体調を整え、寒さからくる不調を軽減するためのオススメの養生法を以下にご紹介していきます。

・食事:身体を温める食材を積極的に摂りましょう。温かいお茶やスープ、根菜類、生姜、ニンニク、ねぎなど、お鍋やおでんなど温かい料理がオススメです。

ところで、11月8日の記念日って、この「立冬」ならではのホットな記念日が多く並んでいます。

『鍋と燗の日』や『夜なきうどんの日』『ココアの日』『湯たんぽの日』など、聞いただけで思わず体が温かくなってくるような感じがしてきますね。

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・睡眠:この時期は体のエネルギーを効果的に回復するために、十分な睡眠が必要な時期です。早寝早起きをして、疲労を回復させてください。

・運動:運動を始める前にはウォームアップとストレッチで筋肉を温めてください。寒冷な気温で筋肉を動かすとケガのリスクが高まります。適度な有酸素運動を行い、血行を促進して体温を上げてくれます。

・保温:首や背中・足首などの要所は必ず保温しましょう。下腹部や骨盤部も冷やさないようにカイロや足湯で温めておくことがたいせつ。
骨盤内の血流が良くなって子宮や卵巣や膀胱の機能低下の予防になります。

◎「立冬」にオススメのツボ
身体を温めるにはお灸がとても効果的です。
セルフケアのお灸をするときはお部屋を温めておいてから行ってください。

お灸は体を温めて体調を整え、免疫力の向上アップにつながります。

オススメのツボを紹介します。

・足三里:膝の端から指4本分下。すねの骨の外側のくぼんだところ。
体のエネルギーを活性化して、身体を温めて消化機能を促進して、疲労回復にも効果があります。

・三陰交:内くるぶしの一番高いところに小指を当てて、指幅4本をそろえて人差し指が当たるところ。生理痛や更年期など女性疾患にも効果的なツボです。

ツボ・三陰交(さんいんこう) - YouTube

・陽池:手首の甲側にあり、手首を反らしてできる横しわの真ん中から少し小指側にあります。身体の血流を良くしてくれます。

お灸の苦手な方は、指を使って軽く押すツボ刺激でも効果が期待できます。

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◎お灸教室『冷え症改善』開催
11月19日(日)にセルフケアでお灸教室を予定しています。テーマは『冷え症改善』です。
今回はお灸缶付きです。詳細はセルフケア教室からご覧ください。