『京の手まり』とお腹の不調に効くツボ

kyounotemari

暑い日が続いています。

長野県では、この猛暑の影響で稲の発育不良やりんごの日焼け、レタスの生育の遅れやその他の農作物にも影響が出始めているという報道がありました。

そんな猛暑の中、暑さに負けじと咲いているのがひまわり(向日葵)です。
下の写真は安曇野スイス村のハイジの里の近くにあるひまわり畑です。
8月の終わりになっても力強く咲き誇っています。
暑さに強いひまわりの大輪の花を眺めていると元気が沸き上がってくるようです。

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◎初めて庭に植えた朝顔
ひまわりと共に夏の代表の花といえば朝顔。

小さなころ静岡の実家の庭には毎年朝顔が咲いていました。
その庭の朝顔を押し花にしたり、日記に書いてみたり、とても身近にあった花が朝顔でした。

今年の夏は、その朝顔を初めて自宅の庭に植えてみることにしました。

『京の手まり』という種類の朝顔です(写真下)。
開花時期は7月~10月まで楽しめるようです。asagao

苗を鉢に植えて支柱を立てたらツルを伸ばしてフェンス近くまで届くようになりました。
8月中頃から毎日のように花を咲かせてくれています。
『京の手まり』には白い筋が入っていてあざやかなピンク色が何とも愛らしい花です。

朝顔は5枚の花びらが筒のように合わさってできています。
朝顔は日没から約10時間後に咲くそうなので、時期によって開花時間が違うようです。

咲き終わった花がらをこまめに摘み取ることと朝晩の水やりを忘れずにすることがたくさんの花を咲かせるコツとか。

そういうことも知らずに適当に水やりをしていたわけですが、そのわりにきれいな花を次々に咲かせてくれています。

朝顔はしぼんだら終わりではありません。
花の付け根がやがて膨らんできます。これが果実です(写真下)。
それから約2か月後、この果実の皮が乾燥して茶色くなり、その中に黒くなった種ができるようになります。
秋にこの種が取れたら、来年は種から朝顔を作って見ようと思います。

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◎朝顔は中国からの薬草として渡来
朝顔は熱帯アジア原産でヒルガオ科のつる性一年草です。
奈良時代の末、遣唐使がその種を薬として持ち帰ったのが最初だとされています。

朝顔の種は「牽牛子(けんごし)」といいます。
ですので昔は「朝顔」ではなく「牽牛子の花」と呼ばれていました。

朝顔を観賞用の花とするようになったのは江戸時代からです。
朝顔という名前の由来は、朝に咲いて午後にはしぼんでしまう様子を「朝の美人の顔」に例えたことから朝顔と呼ばれるようになったということです。

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◎夏バテ対策
夏の暑さを好むひまわりや朝顔とは対照的に、まだ続きそうなこの暑さに夏バテなどをされていませんか。

暑さで汗をかき、その汗で体が冷えたり、冷たい飲み物やクーラーなどで胃腸の働きが悪くなっています。

弱った胃腸には、かぼちゃやサツマイモなどの自然な甘みのあるものやしそやネギ、生姜やミョウガなどの香味野菜もオススメの食材です。

◎お腹の不調に効くツボ
ツボ押しは「ツボを軽く5秒くらい押してゆっくり離す」を5回程度繰り返してください。

中脘(ちゅうかん):身体の真ん中をとおる正中線上でみぞおちとへその中間にあります。消化機能を高めてくれます。食欲のない方に。

天枢(てんすう):へそから左右指3本分横のところにあります。下痢の症状のある方に。

足三里(あしさんり):足の膝下の外側にあります。胃腸の機能を整えてくれます。

曲池(きょくち):肘を曲げて肘の内側にしわができる、そのしわの外側にあります。胃腸だけでなく、肩こりもある方に。

風邪を引きやすかったり、すぐに疲れてしまう方や食事をするとすぐに眠くなる方も胃腸が弱っています。

そういう方にはお灸が効果的です。