冬に向けてのお灸教室情報&『避難所運営ゲーム(HUG)』

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10月31日の今日はハロウィンの日。
昨年ブログでハロウィンのことを書いてからもう1年。早いですね月日の経つのは。

この時期はデパートやスーパー、お店などのディスプレイはハロウィンで装飾されて賑わいを見せています。

そして明日からは11月。朝晩の冷えも厳しくなってきました。本格的な冬の始まりです。

この時期は、お灸教室の内容も冬に向かっての養生や冷え性対策の講座がメインになります。

11月は10日に松本庄内地区で、11日には松本新村地区で地域限定のお灸教室を開催予定しています。
詳細はこちらからご覧ください。

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さて、昨日の日曜日は、安曇野市の協働のまちづくりの出前講座、『避難所運営ゲーム(HUG)』に地区の役員として参加してきました。

「HUG」とは「H(避難所)、「U(運営)」、「G(ゲーム)」の頭文字をとったものです。

「HUG(ハグ)」は英語で「抱きしめる」という意味。「避難者を優しく受け入れる」といったイメージと重ね合わせてネーミングされたそうです。

このゲームは、避難所運営をみんなで考えるためのひとつのアプローチとして、静岡県西部危機管理局の職員さんが2007年に発案して開発されたものです。

静岡県西部地域は私の生まれ育った地域です。

半世紀以上前から次は東海沖地震がやってくるとずっといわれ続けてきた地域です。そのため他県より災害に対して危機感が強かったように思います。

ただ、静岡県に住んでいた頃は、大きな地震や災害をほとんど経験しなかったように記憶しています。

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ゲーム内容です。

避難者の年齢、性別、国籍などにそれぞれ抱える内容が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどう配置していくか、避難所で起こるさまざまな出来事にどう対応していくかを疑似体験するゲームです。

避難所というと運営は市の職員がしてくれるように思いますが、実際には職員は家屋の倒壊状況の調査や復興・再建で忙しく、避難所の運営のすべてはできないことが多いため、避難所の運営は住民(避難者)が主体になるわけです。

ただ活字だけの避難所運営マニュアル作るよりも疑似体験をした方がわかりやすい、ということでこのゲームは出来上がりました。

ゲームに参加しての感想です。

災害で避難所に身を寄せた経験がないだけに、災害で避難所で起こる生活についてまったく想像できていませんでした。

難避してきた高齢者や障害者、赤ちゃんといった人物、そして犬や猫などペットをどこに配置するか、これが正解だということがないのでかえってとても難しく感じました。

さらに刻々と変わる災害状況の中で仮設トイレの設置場所や食料の分配、マスコミの対応など山積する問題をグループで話し合いながら避難所の運営するのは大変なことだと思いました。

今回ゲームを通じて避難所で起こる出来事を前もって疑似体験できたとことはとても良かったと思います。

それと同時に避難所という非日常生活の中でさらなるストレスを抱え、体調を崩さないで生活していくことは容易ではないと思いました。

非常時に何を持って行くかを常日頃考えておくことも大事なことです。
そして、避難所で暮らす可能性もあることを考えて、そのときどう心身の健康を保っていくかを日ごろから考えておく心構えが大切だと痛感しました。
自分の身は自分で守るしかありません。

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このゲームは東日本大震災のときにも役立ったそうです。

『避難所運営ゲーム(HUG)』の著作権や商標権は静岡県が有しています。

関心や興味のある方は下記をご参考になさるかこちらをご覧ください。

・ゲームの貸出・体験会について
静岡県地震防災センター(電話:054-251-7100)

・ゲームの購入について
NPO法人静岡県作業所連合会・わ (電話:054-275-0072)

・ゲームの制作・内容改編について
静岡県危機管理部危機情報課(電話:054-221-3694)