安曇野神竹灯(かみあかり)と生理不順・更年期障害の鍼灸治療

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12月3日、安曇野市の穂高神社で行われた「安曇野神竹灯(かみあかり)」に行ってきました。
昨年は新型コロナウィルスの影響で中止になり、2年ぶりの開催となりました。
2018年に行われた様子は、このブログでも紹介しました。

2011年の東日本大震災に「少しでも人の心を癒(いや)すことができたら…」との思いで始まった「安曇野神竹灯」。今年で10回目。毎年開催していた神楽殿のライブや露店での飲食は中止です。

午後4時過ぎに私も先の長いライターを持参して竹灯籠に灯りを次々に灯していきました。
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灯りをともした竹灯籠の中

日没とともに約8000本の竹籠に灯りが灯りました。
神楽殿を灯すオレンジ色の灯りがとても幻想的でした。

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女性専用の鍼灸院である当院は、40代~50代の方のご来院が多く、閉経の直前の数年間は、月経周期の変動が大きくなって生理不順が起こりやすい年代でもあります。

生理不順は医学的には月経不順といい、正常な月経周期はおよそ25~38日。月経周期が正常の範囲内でないことをいい、生理不順は更年期障害のサインの始まりとなります。
更年期障害ではイライラやほてり、動悸などの症状を訴えることがあります。

生理不順の原因の主なものには閉経の他に過度のストレス、疲労、運動不足、ダイエット、卵巣や子宮の病気などでも起こります。自律神経がうまく働かず女性ホルモンの減少でホルモンバランスが崩れるためです。

sutoresu実は過度のストレスで生理不順になった経験があります。
それは理学療法士養成校に在学中で、福島県の飯坂温泉にある病院に2か月間実習に行った時のことです。実習内容に温水プールでの運動療法がありました。

慣れない土地で、毎日の実習で緊張が続く中、プールでの実習日が生理予定日と重なったら嫌だなあと心の奥でずっと思っていたのだと思います。
するとこの実習の2か月間まったく生理がストップしてしまったのです。
初めての経験でした。
実習が終わってすぐに月経周期は元に戻りましたが、ストレスが体に与える影響を身をもって知った出来事でした。

更年期障害についての詳細はこちらのサイトがオススメです。更年期の基礎知識や原因、症状、更年期度チェックなどの他に、相談できる医院を検索することもできます。

当院での生理不順や更年期障害の鍼灸治療は、東洋医学の考え方をもとに、月経周期や経血の量や質、色の他に、下腹部頭部の痛み、乳房の張りなど初回カウンセリングで現在の生理状態全体を詳しくお聞きしてから鍼灸治療を行っています。

そして、何回か鍼灸治療を続けていく中で子宮の血流を良くして生理不順や更年期障害の改善を図っています。また月経前緊張症(PMS)や月経痛などの症状の方にも同様に対応しています。
さらに体質に合ったツボを紹介してセルフケアのアドバイスもしています。

さて、来年の1月10日にNHKで第4弾『東洋医学ホントのチカラ』が放映されます。
今回は生理痛や更年期障害など女性の症状に対してのセルフケアなども紹介される予定です。