夏の時期に起こる「こむら返り」に効くツボ
7月30日の今日の誕生花は「白いトルコ桔梗」です。
トルコ桔梗は、毎年夏から秋の時期に咲く花。
白だけでなく、ピンクや紫、緑とさまざまな色の花を咲かせてくれます。
私はこのトルコ桔梗が好きで、当院の治療室でよく飾っています。
見た目は華やかですが、バラのような端正な形でなく、なにかとてもほんわかとしたやさしさを感じさせる花として気に入っています。
それに気温にも強く、日持ちがいいのでとてもありがたい花でもあります。
トルコ桔梗の原産地はトルコでなくて、アメリカはテキサス州。
キキョウ科でなくて、リンドウ科というのもおもしろいですね。
トルコの名前がついているのはつぼみの形がトルコ人のターバンに似ているとか、花びらの青色がトルコ石を思わせるとか、いろいろと由来があるようです。
ところで、7月は私の誕生月なのですが、鍼灸治療を教えていただいている先生から思いもかけない素敵なバースデーメッセージをいただきました。
さて、連日熱い日が続いています。
新型コロナ下、オリンピックは連日熱気にあふれていますね。
7月28日に競泳女子で2つの金メダルを獲得した大橋悠依選手はすごいなあと思いながら見ていました。
ただ私はこの時期プールを見ると思い出すことがあります。それは小学校のとき、プールで初めて足をつったという記憶です。
初めての経験なので「足がつる」ということがどういうことか分からず、足に起きている異変に、このままプールの中でおぼれるのではないかと恐怖を感じたことをよく覚えています。
それからもよくプールに入って足がつる経験が続きました。
足がつるは「こむら返り」といい、ふくらはぎの筋肉が急にけいれんを起こして収縮し、ふくらはぎが固くなって激しい痛みが起こることをいいます。
急に冷たいプールに入ると起きやすいので十分にストレッチをしてから入ることが大事です。
「こむら返り」は、夏の時期や冬の寒い時期でも気温や体温が下がる明け方に起こることことが多いです。私も就寝中の明け方によく経験をしていました。
夏は水分やカルシウム不足でも起こりがちです。
寝る前に水分補給をしておくことも効果があります。
では「こむら返り」の豊富な経験を持つ私が、実際にこむら返りが起きた後に効果があった方法を3つご紹介します。
まずはストレッチです。
①こむら返しを起こしている足をゆっくり伸ばす。
②つま先を反らせるように起こす。
③反対の足で起こしている親指を押し付ける。または壁があれば起こしている足を壁に押し付ける。
二つ目は漢方です。
「足のつる方はご相談ください」という看板に誘われて、薬局で購入したのが「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」です。
芍薬と甘草の組み合わせが筋肉のけいれんを抑えてくれます。
さっそく足がつりそうだなという予感(経験が豊富なのでわかります)がした時やこむら返りが起きた後に飲んでみたところ即効性がありました。
三つ目はお灸です。ふくらはぎや足を温めます。効果のあるツボは承山(しょうざん)・大都(だいと)・太白(たいはく)です。ツボの取り方はこちらからご覧ください。
足を冷やさないで血流を良くしておくことがとても大切です。よくこむら返りを起こす方は一度試してみてください。