大寒時期は春に向かう準備期間

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季節は大寒の時期(1月20日~2月3日)に入っています。この時期は1年でいちばん寒さが厳しいとき。

外の空気も体の中もキュッと縮こまりやすく、思わず背中を丸めてしまいます。

東洋医学ではこの大寒の時期は「冬のエネルギーがいちばん深まるとき」と考えられています。

止まっているように感じる季節ですが、自然の中では、春に向かう準備がいちばん深いところで進んでいます。

この時期にしっかり休んで、温めてあげると、体も心も元気にのびていき春になったとき、自然と元気が湧いてきます。

ところで、東洋医学では冬は「腎(じん)」を養う季節と考えられています。

とくにこの大寒の時期は、この生命ネルギーである腎を守り、元気をためることができるとてもたいせつな時期だとされています。

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◎東洋医学からみた大寒の過ごし方
ではこの大寒の時期の過ごし方についてです。

・まずは体を冷やさないことです。
お腹や腰、足は温かくします。首回り、手首、足首は冷やさないようにします。薄着は避けましょう。

・早く寝てゆっくり起きるようにします。
冬は「体も冬休み」。夜更かしはしないこと。夜更かしが続くと、腎のエネルギーは消耗しやすくなります。朝はあわてず、のんびりと。寝ることは元気をためる時間でもあります。

・温かい物を摂るようにします。
冷たい飲み物やアイスは体の中を「さむーい!」ってさせちゃいます。

・最後に頑張り過ぎないことです。
元気が出ない日があってもだいじょうぶ。冬は「がんばらない」ことも養生になります。

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◎寒の水(かんのみず)
この大寒のころに汲む朝の水は「寒の水」と呼ばれています。

昔からこの時期の水は、寒さの中でじっと動かず、とても澄んでいるといわれます。

東洋医学の感覚ではこの「静かで冷たいエネルギー」は腎と深くつながっていると考えられてきました。

腎は体を支えるいちばんたいせつな土台。だから昔の人は、寒の水を使って味噌や醤油、高野豆腐、寒天などを仕込みに使ってきたのです。

以前「寒の水」についてはこのブログで紹介したことがあります。今回は以前のブログで紹介した天然水の場所とは違う場所を紹介します。

そこは安曇野の県道にある和菓子店の庭にあるつくばいの水です(写真下)。

ここの和菓子はこの天然水を使ってすべて作られているそうです。このつくばいの水は誰でも無料で1回20ℓまで汲むことができます。

つくばいとは日本庭園で見られるもので、もともとは神社や寺院などで口や手をすすぎ、身を清めるための水としてつくられたものです。

ここのつくばいは味がまろやかでお客様にお茶を入れたりするときに使っています。

特にこの大寒の時期は乾燥しやすいので、ぜひ意識して積極的に水分補給をしてください。

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◎大寒時期のルナリア
1月上旬に物産センターでルナリアを購入しました。以前にも購入したことがあり、改めて素敵なドライフラワーだなと思い、気に入って再度購入しました。

といっても、この茶色のドライフラワーの名前をまったく知ってはいませんでした。

ところが当院の棚(上の円形写真)に飾っていたら、次々とお客様から名前を聞かれて、そこであわてて調べるとルナリアという植物の名前だと知ったのです。

ルナとは「月」を意味し、和名では合田草(ゴウダソウ)、銀扇草(ギンセンソウ)というのだそうです。

和名の方が見た目からはしっくりくるネーミングですね。

ルナリアは春に花が咲き、初夏(6月~7月)になると種を包んだ実が育ちます。

この頃のルナリアは、みずみずしく、やわらかな緑色で水分をたっぷり含んでいて、陽のエネルギーを受けて外へ外へと広がる時期です。

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秋から冬(10月~1月頃)に、この緑のルナリアを直射日光の当たらない陰に吊るしておきます。

すると夏の終わりから秋にかけて少しずつ水分が抜けていきます。

そして冬、特に大寒のころには、派手さはありませんが「整えられた姿」で茶色のドライフラワーとして美しさを増し、落ち着いた雰囲気を漂わせています。

このルナリアは、1年を通して季節の流れそのものを静かに見せてくれる植物のようです。

だから大寒の時期に見るルナリアは終わりではなく、次の春へと向かう準備が整った姿のように思えます。

この時期に「寒の水」と「ルナリア」が今年の大寒の季節を感じさせてくれます。

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◎セルフケア教室情報

2月15日(日)にセルフケア教室を予定しています。今回のテーマは「花粉症」。
合わせてもぐさマスク作りにも行います。詳細はセルフケア教室情報からご覧ください。