紫外線対策と『ソラレン』
◎大型連休がスタート
昨日からいよいよ大型連休、ゴールデンウィークが始まりました。
5月7日までの9連休という方も多いのではないでしょうか。
さて、連休前の一昨日、久しぶりに安曇野の風景写真を撮りに出かけました。
当院のホームページの最初に載っている写真の場所です。
その場所は、「拾ケ堰」(じっかせぎ)沿いの自転車道休憩所「じてんしゃ広場」。
「堰」(せき)とは、水の流れを止めたり、調節したりするために、川の中や湖などの流れ口に作った仕切りのことをいいます。
この農業用水路「拾ケ堰」は安曇野市最大の堰で、安曇野中央部を貫いて流れています。
江戸時代後期の1816年(文化13年)開削され、農林水産省の「疎水百選」にも選ばれています。
この「じてんしゃ広場」には、拾ケ堰沿いに自転車専用道も整備されています。
もし観光でお見えになる時は、この自転車専用道で走るのもオススメのコースです。
5年ぶりにホームページの同じ角度から、平成橋の位置で写真を撮ってみました(上の写真)。
用水路のそばに咲く芝桜と緑の木々、そして北アルプスの残雪期の常念岳。
それは5年前と変わらず、今もとても美しい景色です。
◎紫外線対策
今回のゴールデンウィークは、コロナ対策緩和で自宅で過ごす人が減って、国内旅行に出かける人が増えると予想されています。
この時期は広く晴れて夏日になるところも多く、長時間紫外線を浴びる場合は特に注意が必要です。
外出の際には、忘れずにしっかり日焼け止めクリームや帽子、サングラスで紫外線対策をされてください。
意外に思われるかもしれませんが、長野県は紫外線の量が多いトップレベルの県です。
安曇野市の隣りにある松本市は日本一紫外線が強いといわれています。
松本市は、標高が高く、大気が薄いため紫外線を通しやすく、日照時間が長いことが原因です。
長野県に移住して来た際に紫外線の強さに驚いたことがあります。
◎「ソラレン」について
紫外線の強い時期の対策としてもうひとつ気をつけたいのが「ソラレン」です。
「ソラレン」とは、紫外線を吸収しやすく、肌の炎症や色素沈着を引き起こす物質を含む成分です。
「ソラレン」は、活性酸素を取り除いてくれるビタミンCを多く含むかんきつ類(オレンジ・レモン・ライム・グレープフルーツ)やハーブ類(パセリ・パクチー)、春菊、しそ、みつば、セロリ、いちじく、きゅうり、ブロッコリーの茎などに含まれています。
これらの食材は、ジュースなどで朝食にとられている方が多いのではないかと思います。
実は「ソラレン」は、摂取後2時間くらいで効果を発揮して約8時間効果が続くようです。
大量に摂らなければだいじょうぶのようですが、紫外線の強い季節は、こうした食べ物はできれば外出時の朝より、夕食にとるように心がけてみたほうがよいかもしれません。
◎肌のトラブルによる美容鍼灸
当院では美容鍼灸を行っていますが、紫外線の影響による肌のトラブルで鍼灸を希望される方が来院されることがあります。
特にお顔のシミは、紫外線(UVA、UVB)を浴びると、色素を作るメラノサイト(色素細胞)が活性化され、メラニン産生の促進が起こります。
UVAは、紫外線の9割を占めて、雲や窓も通過して肌の奥深く真皮層まで届きます。
UVBは肌の表皮に炎症を起こしてシミのもとをつくり、DNAを傷つけて皮膚がんの原因になったりします。
美容鍼灸では鍼をすることで血行不良を改善し、新陳代謝を活発にして肌のトラブルを改善していきます。
問診で体質に合わせた施術をお伝えして、お顔だけでなく、頭部やお身体にも鍼をしていきます。
お顔のトラブルで美容鍼灸をご希望の方はぜひ一度当院へご相談ください。
◎お灸教室情報
5月14日にお灸教室を当院で開催します。今回のテーマは「肩こり」です。