5月の「端午の節句」と6月の「お灸出展」
5月5日の今日は「立夏」(りっか)。
暦の上では夏となり、今日から8月7日の立秋までが夏になります。
気温も高く、湿気も少なく、過ごしやすい時期ですね。ゴールデンウイークでもあるのでお出かけされる方も多いのではないかと思います。
この時期は例年、自宅近くの堀金の道の駅では、菜の花畑と空高く泳ぐ鯉のぼりの風景が観光客に人気のスポットになっています。
車のナンバープレートに県外が多いのもこのゴールデンウイークならではの光景です。
今回その中で「富士山」のナンバープレートを見つけてすごく嬉しくなりました。
「富士山」ナンバーのような「ご当地ナンバー」は2006年から地域振興や観光振興などの観点から導入されているのだそうです。
ただ私が「富士山」のナンバープレートを目にしたのは今回が初めてでした。
静岡県生まれなので富士山と聞くとちょっと親しみがわきます。小さなころは自宅の2階から富士山が見えていたことがあります。
そこでこのナンバーはどこで使われているか気になって調べてみたら「富士山」ナンバーは静岡県だけでなく、山梨県でも使われていて2県にまたがっているようです。
なお、ご当地ナンバーとして採用されるには「地名が有名」「地域での登録台数が10万台を超えていること(離島を除く)」などの条件がいるようです。
さて今年の5月5日は立夏と重なって「端午の節句」でもあります。「端午の節句」といえば「柏餅(かしわもち)」と「ちまき」です。
「ちまき」を食べる習慣は、奈良時代に中国から伝わったとされています。
「ちまき」はもちやもち米を三角形や円錐形にして、笹の葉などで包み、イグサでしばった食べ物です。
主に東日本は「食事として」、西日本では「お菓子」として食べられています。
そして、「ちまき」の風習が定着しなかった東日本や北日本では柏餅が主流になったようです。
柏餅の葉はとても縁起の良い葉なのです。柏の木は、日本の各地のに自生するブナ科の落葉高木。
柏の葉は新しい芽が出てこないと古い葉が落ちないという性質があります。昔の人は「家系が絶えない」として縁起のよいとされています、
男の子の健やかなる成長と家系の繁栄を願って、もちを兜(かぶと)の形にして柏の葉で包み「端午の節句」に食したことが現在まで伝わっています。
鯉のぼりは、江戸時代子どもの無事成長を祈るため、天の神に守っていただくように願って屋外に天高くかかげるようになったのだそうです。屋内では鎧(よろい)や兜はお守りとして飾るようになりました。
5月5日。古い風習である「端午の節句」は男の子の成長を祝う日であり、「こどもの日」は男女の区別なく「こども人格を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」として1948年(昭和23年)に祝日として制定されています。
お灸教室情報です。
6月5日、新型コロナウィルス感染予防のため2年中止になっていた「信州安曇野ハーフマラソン」が3年ぶりに開催されます。
当院もお灸の出展を行う予定です。
前回のお灸出展はこちらからご覧ください