浅間温泉と「松本本箱」

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昨日からゴールデンウイーク。
長い方は5月8日までお休みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

さて、ゴールデンウイークは仕事があるため、先日、時間ができたのを幸いに、ずっとずっと行きたいと思いながら、なかなか行くことができなかった浅間温泉にある「松本本箱」に行ってきました。

私の住む安曇野市には、日帰り入浴ができる温泉の場所が数多くあります。
そして、この浅間温泉も日帰り入浴できる所が散在しています。
自宅から車で約30分。浅間温泉は程よい距離にあることから以前はよく出かけていました。

昔ながらの懐かしい温泉街の雰囲気が漂う浅間温泉は、また狭く急な坂道が多いところでもあります。

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その坂のひとつ、湯坂通りの途中にあるのが「松本十帖」です。
「松本十帖」とは老舗旅館「小柳」の再生プロジェクトの総称をいいます。
「日帰りのお客様にとっても魅力的な浅間温泉にすることが最終的に宿泊者の増加につながる」ことを願ってのことです。「小柳」は1686年(貞享3年)創業という歴史のある旅館です。

「松本十帖」というのは「10の物語」という意味。
「この場所で様々な物語を感じ、またお越しいただいた方になにかの物語が始まれば」という意味で名づけられたそうです。
この旅館の敷地内にベーカリー、ショップ、レストラン、ハードサイダー醸造所と二つのホテルがあり、このホテル内にお目当て「松本本箱」があります。

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「松本本箱」は「新しい知との出会い」をコンセプトにしたブックストアです。
店内は「本の道」「げんせん本箱」「オトナ本箱」「こども本箱」「三六七(カフェ)」の5つのエリアに分かれています。

選書の基準は「知らなかった世界に触れ合える本」。知識と興味の入り口になる写真集や画集、エッセイや入門書を中心に約1万2千冊の書籍が並んでいます。

「オトナ本箱」は「本に溺れる」をコンセプトにした大浴場を利用したブックバスです。ここの棚には「オトナの写真集」が選書されています。

大浴槽の中で、寝転がりながらくつろぐことができます。
独りで本の世界に没頭したいときは、読書のスペースとして「おこもり」できる部屋も用意されています。
「松本本箱」は書店なのですべての本は商品として購入できるようになっています。
とても癒される書店です。

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地下はこども本箱。大浴場をリノベーションしたブックプールです。
大浴場はボールプール。洗い場は迷路型の本棚になっています。
絵本が約2千冊。子どものころに戻って絵本を楽しんで見てください。

「松本本箱」では、コロナ時代の後に多くの方が来館されると予測されるため、今年の4月27日から日帰り利用のお客様は完全予約制になりました。
営業時間は12時~17時までで約1時間の時間入れ替え制になっています。

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この湯坂通りをさらに登っていくと「哲学とあまいもの」というお店があります。
店内は22席ほどの小さなお店です。
哲学に関する書籍がずらりと並んでいて、ここではおしゃべりやパソコン使用は禁止です。
また時間が出来たら寄りたい場所になりました。

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