せんねん灸セルフケアサポーター講習会と養生について

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昨年、新装版『お灸のすすめ』が発売されてから、「せんねん灸セルフケアの森」へのアクセス数が発売以前と比較して150%以上伸.びています。

「せんねん灸セルフケアの森」とはセルフケアを目指す方と鍼灸師を結ぶサイトです。
「せんねん灸の使い方」や「ツボの探し方」などセルフケアのコツをアドバイスする鍼灸師は、せんねん灸セルフケアサポーターと呼ばれています。
私もせんねん灸セルフケアサポーターの一人としてお灸によるセルフケアのアドバイスを日々行っています。

さて、この『お灸のすすめ』の効果で緊急事態宣言があっても、せんねん灸の直営店(銀座・名古屋・長浜・京都・大阪・博多)では多くの方々が来店しているそうです。

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銀座せんねん灸

その来店された方々は「今医療機関や薬に頼ることができない」「在宅が多く体調不良がなかなかよくならない」「感染症にかからないよう健康でいたい」「病気を予防したい」とお灸に対しての期待を寄せています。

そして、1月31日の今日、北海道から沖縄まで全国のせんねん灸セルフケアサポーターが120名以上集まってのオンライン講習会が行われました。

講習会では伊藤和憲鍼灸博士による日々の「養生」についてお話がありました。(以下講習会のお話とセルケアの森のインタビューをまとめたものです)。

養生とは何か?
養生とは「命を正しく養うこと」で自分で健康管理をする能力をいいます。

養生はセルフケアとセルフマネジメントの2つからなります。
セルフケア:症状を治療するために用いる方法
セルフマネジメント:症状が起こらないようにする。病気が治りやすい状態を作る

・養生の5つの要素
①緩める:ストレッチやリラックス
②温める:お灸・入浴
③整える:呼吸や生活リズムを整える
④補 う:食べ物、水分、考え方
⑤鍛える:運動、ウォーキング
この5つの要素が免疫力に関係しています(人により必要なものは異なる)。

お灸写真②

お灸は免疫力を高めてくれる一つの手段です。
ではお灸で養生をする上で使うツボを紹介します。

・基本の養生ツボ
足三里:足の疲れ、消化機能のアップ
労 宮:体全体の疲れ
関 元:お腹の機能を高める

・タイプ別の養生ツボ
合 谷:ストレスタイプ(ストレスが多い)
三陰交:生活習慣が乱れているタイプ
湧 泉:加齢による体力不足タイプ

養生は免疫力を高めてくれます。
養生でウイズコロナ・アフターコロナを乗り切っていきましょう!
養生は自分の体を守る大切な方法です。

さて、当院では2月13日の土曜日にお灸教室を開催します!
午後はまだ空きがあるのでぜひご参加ください。