ヤマボウシはハナミズキとどこが違うの?
自宅の庭のシンボルツリーのヤマボウシが、今きれいな花を咲かせています。
梅雨のこの時期、雨に打たれたヤマボウシの白い花がなんともきれいです(上の写真)。
ところでヤマボウシと街路樹でよく見かけるハナミズキの違いがわかりますか?
わたしはよくわからなかったので調べてみました。
下の写真がハナミズキです。
写真を見るとたしかによく似ています。
でもよ~く見ると違いますね。
花びらの先がとがってシャープなのがヤマボウシ。
ハナミズキは先がへこんでいます。
ではヤマボウシとハナミズキの共通点と相違点をあげてみます。
共通点
・所属:ミズキ科ヤマボウシ属。
※ハナミズキの別名はアメリカンヤマボウシ
・花びらの数:どちらも4枚
・実:どちらも実をつける
相違点
・開花期:ヤマボウシは5月~7月ごろ、ハナミズキは桜が散った後の4月~5月ごろ
・葉のつく時期:ヤマボウシは葉が先で花が後。葉の上に花がのっているような感じ。ハナミズキは花が先で葉が後
・樹皮:ヤマボウシはまだらっぽい。ハナミズキは細かく割れている
・果実酒:ヤマボウシは果実酒になり食べられる、ハナミズキは果実酒としては使われていない
・原産:ヤマボウシは日本、ハナミズキはアメリカからの外来種。
「ヤマボウシ(山法師)」の名前の由来は、真ん中の丸い花穂が坊主頭のように見え、白い花びらをお坊さんの頭巾(ずきん)になぞらえて「山法師」と名前が付いたようです。
ヤマボウシはとてもきれいな花びらなので当院でも飾っています。
今日で今年の前半が終わり明日から7月になります。
これからが夏本番です。
新型コロナウィルスのため、外出時にマスク着用が欠かせない今、熱中症には十分お気をつけください。