「海の日」と海に関する鍼灸のツボ
◎今日は「海の日」
今日は祭日で「海の日」です。かれこれ30年くらい前に、そのころ勤めていた職場に1枚の紙が回ってきました。
今度あたらしく「海の日」という祭日を制定するので署名をしてほしいという内容でした。
「えっ、海の日?」と祭日としてはしっくりきませんでしたが、7月20日は「海の記念日」としてすでに明治からあったのだそうです。
ともあれ当時6月~8月(「山の日」は2016年から祭日になった)の3か月間は祭日がなかったので、新たな祭日ができることはとてもうれしいことなので、喜んで署名をしたことを覚えています。
さて「海の日」ですが、祝日になったのは1996年(平成8年)の7月20日です。
そして、2003年(平成15年)からは7月の第三月曜日が「海の日」になりました。
小さなころは海が比較的近かったので、夏になると電車に乗って家族で海水浴に海へと出かけていました。
今住んでいる信州は海がないこともあって海に行くという機会が少なくなりました。
◎「海」のつくツボ
実際の「海」に行く機会は減りましたが、その代わり私は人体の「海」に日々接しています。
何を言っているのだろうと思われるかもしれませんが、実は「海」という字がつくツボに鍼やお灸をしているという意味です。
「海」には広く集まる場所という意味があります。
私は日常の施術でほんとうによく「海」のつくツボを使っています。
特に次の3つです。
・おへその指幅2本分下にある気海(きかい):全身の気(元気)が集まる場所です。生理不順や生理痛に効果的です。
・膝のお皿の上で内側の指幅3本分上にある血海(けっかい):血の巡りを良くしてくれるツボです。
生理不順や生理痛の他に生理時の頭痛、更年期障害、貧血、肌や髪の乾燥のある方に効果的です。
・足の内くるぶしの下にある照海(しょうかい):足の冷えや生理痛、更年期障害のある方。
女性疾患には特に効果が期待できるツボたちです。押すだけでも効果があるので試してみてください。
◎善光寺参り
用事で長野市を訪れたので、約20年ぶりに善光寺をお参りしてきました。
あいにく小雨がちらつく天候でしたが「海の日」の休日とあって参拝客は大勢でした。
善光寺へと続く石畳を歩いていくと歴史のある町並みの中におしゃれな店が増えて新しい街並みに変わろうとしてるようでした。
善光寺を初めて参拝したのは、社会人になって初めての社員旅行の時です。
東京からバスで善光寺や戸隠を巡ったのですがこれが長野県の初めての観光でした。
その折に一番印象に残っているのが「お戒壇めぐり」です。
善光寺本堂内の床下にある回廊で、ご本尊の真下を通る真っ暗な通路があります。
この暗闇の中の通路を進み「錠前」に触れるとこの錠前とご本尊が結ばれていて極楽に行くことができるという体験でしたが、暗闇の中を歩くのがちょっと強烈な印象でした。
参拝の証明として神仏と縁を結んだ明かしとして発行される御朱印帳。
その御朱印帳を持参していたので参拝時に御朱印をしていただきました。
池には今が見ごろのピンクの大賀蓮という蓮がとてもきれいに咲いていました。
◎セルフケア教室情報
7月21日(日)に『2024年 夏の養生について』を開催します。
詳細は『セルフケア教室情報』からご覧ください。