東洋医学の陰陽と松本城の光のイベント

◎東洋医学にみる「陰陽」の考え方
12月22日の今日は冬至の日。1年の中でいちばん夜が長く、昼が短い日です。
この日を境に少しずつ昼の時間が長くなっていきます。
東洋医学では、世界のすべては「陰(いん)」と「陽(よう)」という二つの力でできていると考えteiます。
イメージとしては、陰は寒い、暗い、休む。陽は温かい、明るい、動く。
事物でいえば、陰は月、 夜、女性、地、静、腹<陽は太陽、昼、男性、天、動、背中と考えます。
上の写真の松本城の右横の白黒の丸いマークは「陰」と「陽」の変化を表す太極図です。
陰は黒、陽は白で表され、陰の中の小さな白丸は「陰中の陽」を表し、陰の中に常にある陽の部分です。
そして陽の中の小さな黒丸は「陽中の陰」を表し、陽の中に常に陰の部分があることを表しています。
この陰と陽はどちらかが増えすぎることもなく、バランスを保っています。
そして、陽が最も極まる日が夏至。
逆に陰がいちばん強くなる日が冬至なのです。
この冬至を過ぎると少しずつ陽が生まれ始め、冬至は「いちばん暗いけれどここから光が生まれる日」と考えられています。

これは人の体でも同じです。
冬は外が寒いので、体の中のエネルギーを守ることがたいせつ。
早く寝たり、ゆっくり過ごしたりするのは、体を休ませるためにとても大事な時間です。無理に元気に動こうとすると体が疲れてしまいます。
この冬至には、かぼちゃを食べたり、ゆず湯に入ったりする習慣があります。
かぼちゃは体を温め、元気をくれる食べ物。
ゆず湯は体をポカポカにして、風邪をひきにくくしてくれます。
春を元気に迎えるためにもこの時期は体を労わってあげてください。
◎冬の光りのイベント松本城プロジェクトマッピング
この冬の夜の長く暗い時期に、イルミネーションやライトアップなどの光りのイベントが多く見られます。
松本城では美しい天守や石垣をスクリーンにして、光と映像でデジタルアートを映し出すイベントが開催されています。
開催期間は12月13日(土)~来年の2月15日までの2か月間。毎夜18時~22時まで行われ、約9分の映像と約3分の繰り返し上映しています。入場は無料です。
このイベントは3つの期間に分かれてテーマが変わるので、何度足を運んでも違う楽しさを味わうことができます。
・時を超える城~光の物語~(12/13~1/7)
・光の記憶~名場面ダイジェスト~(1/8~1/28)
・光咲く天守~春の幕開け~(1/29~2/15)
週末は混雑するので、平日の少し時間をずらして19時以降ですと比較的ゆったりみることができます。
雨や雪の日でもイベントは開催されるので、寒さ対策は忘れずに。
◎セルフケア教室情報
2026年1月12日にセルフケア教室で『2026年 初めてのお灸~もぐさ作り体験~』を開催します。
詳細はセルフケア教室情報からご覧ください。

