陰陽を調整してくれる仕事納めの時期

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今年もご来院をいただきましてありがとうございます。
2025年もどうぞ変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
皆さまもどうぞよいお年をお迎えください。

12月31日(火)~1月3日(金)までお休みさせていただきます。

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年内の仕事の最終日である『仕事納め』は、官公庁の『御用納め』の日で毎年12月28日です。

しかし、28日が今年のように土日にあたる場合は、前日の27日の金曜日が『仕事納め』で一日早くなります。

今年の年末年始のお休みは12月28日~1月5日までの9連休という職場も多いようです。

◎仕事納めの日の過ごし方
この『仕事納め』の日は、1年間の仕事を終えて、心身を整えて新しい年に備える節目としてとても重要な時期にあたります。

東洋医学の観点からは、12月28日は季節や陰陽五行の流れと密接な関係にあります。

冬は陰が極まる季節であり、静かにエネルギーを蓄える時期とされています。

12月28日は、冬至から少し日が立ち、陰から陽への転換点が始まる時期で、心と身体を落ち着かせて、陽の芽生えに備える良いタイミングの日なのです。

仕事の疲れや活動で気血が滞りやすくなり体調を崩してしまう方も結構多い時期なので、なによりも心の緊張を解き、気血の流れを整えることがたいせつになってきます。

この時期の過ごし方として東洋医学では、「食養生」や「瞑想」(めいそう)「お灸」のなどで心身のバランスを整えていきます。

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◎東洋医学的な心身のリセット
<食養生で腎を養い、エネルギーを回復>
冬は「腎」の季節とされ、腎を養うことが新しい年の健康を支えていきます。食養生では、腎を強化して体を温める食材を摂るようにします。
[オススメの食材]
・黒い食材(黒豆、黒ゴマ、黒キクラゲ、黒米):腎を補い、体のエネルギーを深く蓄える力を助ける。
・温める食材(ショウガ、ネギ、シナモン、ニンニク):血流を良くし、冷えを改善。
・根菜類(人参、大根。ごぼう):地中に根をはる野菜はエネルギーが豊富で、身体をしっかり整える。

<瞑想で心の気を整える>
瞑想は、東洋医学では「心」と関連が深く、1年間のストレスや緊張で気の流れを滞らせている流れを改善していく。瞑想後は心がクリアになり、疲れが軽減される。
[簡単な瞑想法]
・姿勢:椅子に座るか、またはあぐらをかいて姿勢を伸ばす。
・呼吸:目を閉じてゆっくり鼻から息を吸い、口から履く。吸うときに「新しいエネルギーが入る」と意識し、吐くときは「疲れが出ていく」とイメージする。
・時間:約5分~10分の短時間でも効果が期待できる。

<お灸で気血の流れを改善>
お灸は東洋医学のセルフケア法のひとつ。ツボを温めることで「気血」を巡らせ、冷えや疲労を和らげる。
[オススメのツボ]
・三陰交(さんいんこう)
女性の体を整え、冷えやむくみに効果的。
・湧泉(ゆうせん)
身体全体のエネルギーを補う。
・足三里(あしさんり)
疲れを和らげ、胃腸の調子を整える。

仕事納めの日は、1年間の疲労やストレスを解消し、新しいエネルギーを蓄える絶好のタイミングでもあります。
ぜひ東洋医学で心身のバランスを整えてみてください。

◎セルフケア教室情報
2025年1月19日に『初めてのお灸~もぐさ作り体験』を開催します。
詳細はセルフケア教室情報からご覧ください。

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