秋の『涼燥』時期のオススメ食材とツボ押し

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◎秋の後半『涼燥』
9月も今日で終わりです。
9月は暑い日も続きましたがやっと秋らしい季節になってきました。

その秋の特徴は「燥(そう)」(=かわく)。

東洋医学では、秋分(9/22)から立冬(11/7)までの秋の後半を「涼燥」(りょうそう)と呼んでいます。文字どおり涼しくなってきた時期の乾燥を指します。

「涼燥」は涼しい空気と共に乾燥が進み、特に五臓の「肺」に負担がかかりやすい時期です。

乾燥により肺の潤いが不足し、咳やのどの乾き、肌の乾燥などの症状が現れやすくなります。

また、免疫力が低下しやすい季節でもあるため、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。

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◎乾燥から肺を守るための食材
そんな「涼燥」の時期には温かく潤いを補う食事がオススメです。
キーワードになる食材はズバリ「白」。

・白木耳(しろきくらげ):肺を潤す食材として古くから使われて、特に乾燥肌や乾いた咳に効果的。スープにして摂取することで潤いを補いながら身体を温めることができます。

・大根(だいこん):肺の熱を冷まし、咳や痰を和らげる効果があります。

・ゆり根:肺や気管を潤して、咳を抑える働きがあります。肌の潤いを補う美肌作用があります。

・梨(なし):肺を潤し、のどの乾燥や咳を和らげる効果があります。ビタミンCや食物繊維が豊富で、免疫力の向上や消化の促進にも役立ちます。

今はたくさんの種類の梨が出回っている時期です。梨については以前のブログでも紹介しています。

その他の白い食材としては豆腐、サトイモ、レンコン、白ネギ、白ごま、松の実などがあります。

◎肺をサポートするツボ
この時期の肺をサポートするオススメの手にあるツボを紹介します。

・合谷(ごうこく):手の甲にあるツボで、親指と人差し指の間にあります。肺の調整に役立ち、咳やのどの痛み、鼻づまりなどの症状を和らげてくれます。

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・列缺(れっけつ):手首の外側にあり、咳や息苦しさ、のどの乾燥に効果的。特に乾燥からくる肺の不調に適しています。このツボをやさしく押しながら深呼吸をすることで肺の働きをサポートしてくれます。

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・太淵(たいえん);手首の内側にあるツボで肺の気を補う効果があります。特に秋の乾燥には有効です。肌荒れ、呼吸器系の不調を改善します。

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ツボ押しは5秒かけてゆっくりと押し、それを数回続けてみてください。デスクワークやリラックスしたいときにぜひ試してみてください。

オススメの食材やツボ押しで、「涼燥」の時期の体調トラブルに備えてください。

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◎セルフケア教室情報
10月27日にセルフケア教室を開催します。
東洋医学では「肺」と「大腸」は表裏の関係にあります。秋の乾燥で肺の働きが低下すると肺と関連する大腸の働きも弱くなります。
そこで今回は「お腹の不調を整えるお灸講座」をテーマに行います。