『歯ブラシの日』と口腔領域での鍼灸治療

haburasinohi

◎歯ブラシの日について

8月24日は『歯ブラシの日』です。「8(ハ)2(ブ)4(ラシ)」の語呂合わせからが由来です。

みなさまは歯ブラシをどれくらいで交換されていますか?
「1ヶ月に1回」が推奨されているのにはいくつかの理由があります。

・歯ブラシの毛が痛む
歯ブラシの毛は毎日使っているとだんだん広がったり、曲がったりして1か月くらいで毛が傷んできて歯の汚れを落とす力が弱くなります。

・細菌が増える
毎日歯ブラシを使っているとしっかり洗っていても毛の間に細菌が少しづつ溜まっていき、細菌が増えて不衛生になります。1ヶ月に一度交換することで清潔な歯ブラシを保つことができます。

・歯ブラシ効果の維持
新しい歯ブラシは、歯の表面や歯ぐきの近くの汚れをしっかり取りのどくことができますが、古くなった歯ブラシは効果が落ちてきます。定期的な歯ブラシ交換で常にベストな状態で歯を磨けるようにすることがたいせつです。

8020unndou

8020運動(80歳で20本以上の歯を保つこと)の成果で口腔ケアが日常生活に浸透して、現在80歳代の平均本数は15、3本。20本以上残っている人は約2人に1人、その一方で4mm以上の歯周ポケットがある人も2人に1人の割合でいるのだそうです(令和4年の「歯科疾患実態調査結果の概要」)。
毎日しっかり磨いている人とそうでない人は年齢と共にしっかり差が出てくるようです。

一方、歯を毎日2回以上磨く人の割合は年々増えていて79,2%(令和4年)になっています。
多くの方が歯を磨くことのたいせつがわかっているということでしょうか。

毎日の歯ブラジでしっかり歯を磨き、虫歯や歯ぐきの病気を防いで、健康な歯を保ち続けるためにも、定期的な歯ブラシ交換を忘れずに心掛けましょう!

haburasi◎歯科の鍼灸治療とは?
意外に思うかもしれませんが、歯科口腔領域での鍼灸治療は、歯や口の中の問題に対して自然な方法でアプローチして、痛みや不調を和らげて体全体のバランスを整えることが期待できる治療です。

鍼灸治療が役立つ症状としては
・歯の痛み
虫歯や歯周病による痛みに対して鍼灸で痛みの緩和改善に効果が期待できます。

・顎関節症
顎の関節が痛いときや口を開けると音がする場合、鍼灸治療が筋肉の緊張をほぐし、症状の改善に役立ちます。

・口の開閉の問題
口が開けにくい、閉じにくいといった問題に、ツボに鍼をさすことで筋肉の緊張を緩め、口の動きの改善につなげることができます。

・歯ぎしりや食いしばり
歯ぎしりや食いしばりが原因で顎が痛くなったり、歯がすり減ったりすることがあります。これらの問題を引き起こすストレスや筋肉の緊張を和らげることに役立ちます。

薬を使用したくない人や副作用を避けたい人には、ぜひ一度鍼灸治療を試してみられてはいかがでしょうか。

gakukannsetu

◎セルフケア教室情報
9月29日(日)に『生理痛・生理不順対するセルフケア』をテーマにて開催致します。詳細はセルフケア教室情報からご覧ください。