塩灸の効能と1月のお灸教室開催について

今朝の安曇野では雪がぱらぱらとちらついていました。

雪といえば今日12月14日は『赤穂浪士討ち入りの日』です。
300年以上前の1702年(元禄15年)のこの日、赤穂浪士が主君浅野内匠頭の恨みを晴らすために本所にあった吉良邸に討ち入りをした日です。

歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』や映画やテレビでよく見かけるこの日には雪が降っていますが、実際は前日の雪は積もっていたものの14日には雪は止んでいたようです。
お芝居や映画では雪を降らせたのは劇的効果を狙ったということでしょう。

ところで東京に住んでいた30代のころ、港区三田にあった財団法人で働いていたことがあります。
その時に通勤として利用していたのが都営三田線の泉岳寺駅。
その駅近くにあるのが泉岳寺です。

このお寺には浅野内匠頭と討ち入りに参加した赤穂浪士のお墓があります。
泉岳寺は普段は静かなお寺ですが、毎年4月と12月14日には『赤穂義士祭』があり賑わいを見せていました。
今年の12月14日はコロナ感染拡大防止のため中止となっています。

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赤穂といえば赤穂浪士とともに『塩』が有名です。
『赤穂の天塩』は国内の塩が廃止され「古き良き塩田」を求める人たちの声から生まれたそうです。

江戸時代から続く伝統製法からつくられた「あら塩」です。
「あら塩」とは精製されていない結晶が粗い塩のことをいいます。
「自然塩」や「天然塩」と呼ばれ、海水のミネラルを含んでいます。

普通の塩は「精製塩」と呼ばれる海水からミネラルを取り除いたものです。
赤穂の塩の他にもいくつかあら塩の塩が販売されています(写真上)。

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当院ではこのにがり成分のある塩を使ってへそ灸を行うことがあります。
東洋医学では体は「気・血・水」の3つの要素でできていると考えられています。
この3つの要素のバランスの崩れが病気へとつながります。
「気」とは生命活動の原動力になるもの。
元気、活気、陽気など気のつく言葉は身近にたくさんあります。
この「気」によって「血(栄養素)」と「水(体内を満たしている水分)」を全身に滞りなく運ばれていれば健康が維持されるわけです。
この「気」ですがストレスや熱さや寒さ、風邪などで不足した状態になりやすいのです。
この状態を「気虚」といいます。
塩を使うことでお灸の効果さらに高め、体を芯から温めることで陽の気を補って「気虚」を改善していきます。
症状としては、月経不順や生理痛、妊活の方や胃痛や下痢、慢性胃炎や手足の冷えのある方に効果的です。

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塩灸の作り方です。
簡単にできるのでセルフケアとしても使うことができます。
用意するものはもぐさ(温熱用)、塩、和紙、線香、ライターです。

①和紙の上に塩を盛ります。厚さは1cm程度。
②その上にかためたもぐさをのせます。
③線香でもぐさの頂点に火をつけます。
④もぐさが燃えてくるとしばらくすると温かくなってきます。
⑤熱くなったら和紙をずらして場所を移動していきます。
⑥もぐさが燃え尽きると塩は焼き色がつきます。

塩の上でもぐさを温めることで、陽の気を補っていると考えれれます。

来年の2021年1月16日にお灸教室を開催します。
今回は上記の塩灸をはじめ、みそやしょうが・にんにくなどを用いての隔物灸を中心に行う予定です。

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