塩尻市民カルチャーセンターにて『お灸教室入門』の体験講座開催

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1月23日、塩尻市民カルチャーセンターで『お灸教室入門』体験講座を開催しました。
塩尻市や松本市から6名の方に参加していただきました。
鍼灸治療の経験者や東洋医学に興味を持っていただいている方が多く、ご自身のセルフケアだけでなく、家族にもお灸をしてあげたいということで講座に参加された方もおられました。

また、当院にずっと通っていただいている方が参加をしてくださいました。ありがたいことだと思います。

そして、参加者の方々のお話しを伺っていると、健康増進や病気予防のためにお灸に対してとても期待を持って参加してくださっていることを感じました。

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講座の前半では、東洋医学の基礎知識やお灸の歴史、お灸の材料や種類、効能などについてお話をしました。みなさまとても熱心に話を聞いてくださいました。
後半は体の触り方やツボの見つけ方、ツボの取り方について説明をした後に、実際にお灸をしてもらいました。

今回は鍼灸院ではないので煙の出るお灸が使えません。ですので使用したお灸は、せんねん灸の煙の出ない「奇跡」のソフト・レギュラー・ハードです。
3種類の違いは温熱レベルの違いです。
「奇跡」はお灸の材料であるもぐさを直接肌にのせるのではなく、台座のついた間接的なお灸になります。
このお灸はつけた火が消えてから約3分温熱が持続します。

そして、もうひとつお灸体験に使用したのが火を使わないお灸「太陽」です。
衣服の下に貼ったまま使用できるのでとても便利なお灸です。

温熱の持続時間は約3時間ですが、熱いと感じたらすぐにとりはずして、一度皮膚の状態を確認するようにしてください。

今回の体験で使ったツボは「合谷(ごうこく)」と「足三里(あしさんり)」の2つ。

「合谷」は、手の親指と人差し指の二指の骨が合わさるところにあります。その形が「谷」のようなので「合谷」と名付けられました。

身体のむくみや疲れ目、腹痛、リフトアップなど全身症状に効く「面目(顔)の病は合谷にとる」と言われるように、首から上の顔に起きる症状に効果があります。

「足三里」は膝のお皿の下端で指幅4本分下にあります。または、親指と人差し指で膝のお皿の上下をつかんで、その時中指を伸ばして指先のあたるところです。

このツボは食欲不振や胃もたれ、体のむくみ、花粉症、アレルギ―慢性疲労やエネルギー不足からくる冷えに効果があります。

今回お灸体験をされた参加者全員の方からは日常的にお灸を取り入れていきたいという感想をいただきました。

ぜひお灸のよさを知って日常のセルフケアにお灸を使っていただけたらと思います。

『お灸教室入門』は2月から3か月間、第2・第4木曜日に開催します。ご興味のある方はご連絡ください。講座の詳細をお知らせいたします。