冬の風邪予防・花粉症対策に「三九天のお灸」

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12月22日の昨日は冬至(とうじ)でした。
私の住む安曇野市では雪が降りました。
「冬至に雪になると豊作になる」といわれています。

ご存知のように冬至は1年で最も昼が短くて、夜が長い日です。
日本では冬至に「かぼちゃを食べてゆず湯に入ると風邪をひかない」と言われています。

中国では、この時期に「夏の病を冬に治す」という考え方からお灸をする習慣があります。
冬至の日と、冬至の翌日から起算して9日目と、そのまた9日後にお灸をする「三九天灸」という習慣です。

ですので、今年の「三九天灸」は12月22日、12月31日、令和2年1月9日になります。
この日にお灸をすると冬にかかりやすい風邪や花粉症の予防になります。

ではこの「三九天灸」でよく使われるツボをご紹介します。
大椎(だいつい):首の後ろの付け根で、顎(あご)を引いて頭を前に下げると大きく飛び出ている骨があります。そのすぐ下のくぼみにあります。
風門(ふうもん):大椎から背骨を2つ下がり、そこから左右外側へ指幅2本ずれたところです。
肺兪(はいゆ):大椎から背骨を3つ下がり、そこから左右外側へ指幅2本ずれたところです。

風邪のひき初めや身体がぞくぞくっと寒気を感じたときに、「大椎」「風門」「肺兪」などのツボにお灸をすると、免疫力を高めて、風邪がひどくならずに済むことがあります。

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背中のツボで一人でお灸するのが難しいときは、せんねんきゅうの煙の出ない「太陽」やホッカイロなどで温めてみてください。

これからが冬本番です。年末の忙しい時期に体調を崩さず、元気でお正月を迎えたいですね。