漢方&鍼灸の勉強会開催

11月16日に、薬剤師さんとコラボで勉強会を開催しました。
場所は安曇野市豊科にあるカフェレストラン『清雅』(せいが)。
庄屋の米蔵を改装した落ち着いた雰囲気のお店です。
bennkyoukaiこのお店には地元の作家の方たちの作品がたくさん展示されています。
ふと2階の天井を見上げると墨で力強く書かれた文字が目に入りました。
bennkyoukai2 「明治十九年…」と書かれてあります。
この梁の反対側には「豊科村棟梁」の後に棟梁のお名前が力強い筆跡で書かれてあります。
明治十九年。すなわち1886年。今から133年前に建てられた米蔵ということになります。
すごい歴史を感じさせるこの2階で、勉強会を行わせてもらいました。

今回のテーマは『冷え』。
これから冬に向かって寒さが厳しくなることもあり、このテーマを選びました。

20代の女性の3人に2人が『冷え症』といわれています。
『冷え』は万病の元です。放っておくと身体にいろいろな症状が出てきます。
手足の冷え、肩こり、腰痛、頭痛、生理痛、生理不順、自律神経の乱れ、便秘・下痢、肌荒れ、更年期障害、むくみetc。
だから身体の中から『冷え』を改善することがとてもたいせつになってきます。

薬剤師さんには、中医学の立場から漢方で『冷え』を改善する『温活』についてお話をしていただきました。
中医学では、病気が発症する前の未病(半健康状態)段階で体質に合った対応を行うことで病気を未然に防ぐ予防医学の考え方があります。

漢方の見本を持参していただいたので、勉強会に参加された方々といっしょに試飲をしてみました。

人参の一種で丹参を中心に紅花(べにばな)、香附子(こうぶし)、木香(もっこう)、芍薬(しゃくやく)、川芎(せんきゅう)という6種類の生薬を配合した顆粒をコップ入れます。

そこに、女性の健康な身体づくりには欠かせない生薬としてセリ科の植物である当帰(とうき)を中心に9種類の生薬の入ったシロップをコップに注ぎ白湯を加えてかき混ぜれば出来上がり。

漢方の独特のにおいと味はありましたが、とても飲みやすいと感じました。
少しすると体の中がぽかぽかした感じがしてきました。

私の方は鍼灸師の立場から『冷え症』の診断基準や効果のあるツボについて話しをしました。

『冷え』の改善に効果のあるツボです。
・手と足の爪の生え際にある井穴(せいけつ) 自律神経を調えてくれます。
・手のひらにある労宮(ろうきゅう)
・足の膝下近くにある足三里(あしさんり)
・足首の近くにある三陰交(さんいんこう)
・足裏にある湧泉(ゆうせん)

参加された方々には、実際にツボの位置を確認して、ツボ押しと煙の出ないお灸をしていただきました。

勉強会は2時間程でしたが、あっという間に時間が経ちました。
和気あいあいした雰囲気で、参加された方々と楽しく過ごすことができ、とてもよい勉強会になったと思います。