安曇野スイス村の「信州安曇野田んぼアート」

suisumura

私が住む信州安曇野は、壮大な北アルプスをバックに田園風景が美しいところです。
その安曇野で今「信州安曇野田んぼアート」が観覧できます。会場は安曇野スイス村です。
「田んぼアート」とは、水田をキャンバスに見たてて、色の異なる稲を使って巨大な絵や文字を描きだす作品のことをいいます。

今回の「信州安曇野田んぼアート」には約6700㎡の広大な水田が使われています。
絵柄には8種類の稲が使われています。ゆきあそび、紫大黒、黄大黒、べにあそび、あかねあそび、緑大黒、濃紫、風さやか。

葉色は淡黄色や暗紫色、濃いピンク色、赤紫、濃い緑。穂色は黄白、紫、黄金色などさまざま。
難しい絵柄を色の違う古代米などの苗を設計した配列に作付けし、成長した時に水田に巨大な絵柄が出現します。

この「信州安曇野田んぼアート」。今回は記念すべき第1回目です。
最初の絵柄に選ばれたのは、現在放送中のNHK大河ドラマ「いだてん」の主人公。
日本人で初めてオリンピックに出場した金栗四三役の中村勘九郎さんです。

今年の6月2日にまず田植えが行われました。
中村勘九郎さん、安曇野市スポーツ大使で元オリンピック女子マラソンメダリストの有森裕子さん。田んぼアートアドバイザーである俳優の長島敏行さんも田植えに参加しました。

そして、それから約2か月後。田んぼアートは見ごろの時期を迎えました。
田んぼアートは平地では見られないため、専用に6m余の展望台が作られています(写真下)。

その展望台から見た7月下旬の田んぼアートが下の写真です。稲が隙間なく育ち、色合いもきれいで絵柄も鮮明です。

そして、それから1か月後の田んぼアート。
稲の生育が進み色合いが随分変わっています。
2枚の写真を比べてみると時の経過とともに田んぼアートの面白さが伝わってきます。

この「信州安曇野田んぼアート」は9月28日まで観覧できます。
展望台料金は大人(中学生以上)300円、小人(小学生)は100円です。

9月29日に稲刈りのイベントも予定されています(問い合わせ先:安曇野市観光協会 0263-82-3133)。会場は安曇野スイス村です。

車でおいでの方は中央・長野自動車道安曇野インターから直進で3分です。

9月は敬老の日や秋分の日と連休が続きます。
初秋の安曇野もとても素敵です。ぜひ機会がありましたらお越しください。